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マレーシアで犠牲祭に参加してきた②命をいただくこと

前回の続きです。

お祈りの後は、いよいよクルバンの儀式へ・・・

※と畜の儀式の詳しい表現を含むので、自己責任で閲覧してください※

マレーシア 犠牲祭 クルバン
マレーシア 犠牲祭 クルバン

留学エージェントでもある友人の声かけで、参加している方の中には小学生〜大学生の留学生の方も。

犠牲祭のことについて、マレーシア人の方に説明していただきました。 

なぜ動物を捧げるのか?

→神への信仰のために家畜を捧げる、家族や友人と分かち合う・貧しい人々に分け与える

(聖書の話を知っていると理解しやすいです。マンガの聖書がおすすめ!

・モスクで寄付を募り、健康な牛や羊を購入する

・寄付額によって動物の数が毎年変わる

(今年は牛5頭で多い)

・中東ではラクダやヤギの場合も

・屠畜をする専門の人がいる

牛ができるだけ苦しまない様に素早く首を切ることが大切 など・・・

**

まず複数人の男性で牛の足にロープをかけ横にするのですが、

そこまでが大変そうでした。

危険を察知して暴れる牛もおり、体も大きいので力も強い!!

 

抑えている人達でお祈りを唱えながら、

担当の人が大きなナイフで首を切ります。

なんとも言えない牛の叫び声と、血の吹き出す音が響き渡る・・・

 

十数名の子どもと大人に混じり、

私たちも間近でじーっと見ていました。

マレーシア 犠牲祭 クルバン
マレーシア 犠牲祭 クルバン

その後は皆さんで協力・手分けして解体・肉の切り分け作業。 

骨ごと電ノコで切断したり、

尻尾は皮を剥いでスープにするそう。

そんなシーンを、初めて間近で見たなあ・・・

 

私たちも友人が持参した包丁をお借りして、

牛肉の切り分けにも参加させてもらいました。

「お肉を切るの初めてです」と言う若者も!

この後モスクの皆さんが調理してくれ、みんなで頂きました。

クルバンは神への信仰心だけでなく、

こうしてお肉を分け与え、みんなで喜びを分かち合うんですね。

 

今回クルバンに参加して感じたこと。

日頃から、私たちは生きている命をいただいている

そして、命がお肉になりお店に並ぶまで

と畜の作業を担う人のおかげでお肉を食べれているんだよな

  

モスクにいた皆さんに終始親切にして頂き、本当にありがたかったです。

いつも貴重な機会をくれる、先輩にも感謝!!

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今回の記事は実際にモスクへ行き、

友人とそのご家族のご協力の元、マレーシアの方にお話を聞いて

私が体験したことをイラストにしています。

説明や解釈に誤りがある可能性もありますので、

興味ある方はご自身でも詳しく調べてみてくださいね。

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